0時限目 植物性ケトン食の可能性と三位一体の概念
夫
「ねえ〜 僕、なんでこんなに疲れるんだろう? ご飯は食べたのに元気が出ないよ…」
妻
「ご飯ばっかり食べてるからよ! 私たち、何か… 抜けてる気がする!」
妻
「ねえ見て! 三位一体ベジタリアン食事法だって! 穀類+豆・ナッツ+野菜・果物・海藻類!」
夫(目を見開いて)
「三位一体?! 豆ご飯にナッツ、豆腐に和え物なら… 僕にもできそう!」
夫
「ねえ、これにピーカン、くるみ、アーモンドを入れても三位一体?」
妻
「もちろん〜 香ばしい脂質とタンパク質がた〜っぷりだから!」
夫
「うわ〜 最近は朝から体が軽い! 三位一体、本当にすごい!」
妻(笑いながら)
「三位一体ベジタリアン食事法が私たち夫婦を救ったの〜 これで体も心も調和して!」
簡単で実用的な三位一体ベジタリアン食事法
鈴木美咲 博士、先日の授業を聞いてケトン食に関心を持ちました。それで休み時間にケトン食についてインターネットで検索してみたんです。博士のおっしゃる通り、本当に多くの疾患にケトン食が効果的だと書いてありました。でも、ほとんどのケトン食は豚の脂、バター、オリーブオイル、そんなものでやっているんですよね。私は犬を飼っていてベジタリアンになったじゃないですか。だから残念ですが、私のようなベジタリアンはケトン食をするのが難しそうです。
田中博士 ははは。それで今日元気がなかったんですね。でも失望しないでください。植物だけで十分、いやむしろもっと美味しく健康的にケトン食ができるんですよ。だから講座の名前が「植物性ケトン食」なんです。他の三人がみな来られたら詳しくご説明します。
美咲さんの目が大きくなり、笑顔で喜んでいる。
鈴木美咲 本当ですか? それなら私もケトン食をやってみることができますね。
5分ほど経つと、一人ずつ全員が出席した。
田中博士 皆さん、今日も朝早くからここまでお越しいただきお疲れ様でした。小林春子先生は郊外にお住まいなのに、ここまでお越しになるのは大変ではないですか。お年も召されていらっしゃるのに。
小林春子 はい、博士、大丈夫です。実は私はこの授業に来るのが楽しいんです。私は30年以上アメリカの病院で栄養士として働きましたが、ここに来て知ったことが多くて不思議です。私の息子はアメリカのジョンズ・ホプキンス大学医学部を出て、アメリカで医師として働いています。とても親孝行で賢い子ですが、ベジタリアンではないんです。私は生涯ベジタリアンだった人間として、息子もベジタリアンになってくれたらどんなに良いだろうと思っていました。それで博士がお書きになった『ベジタリアン治癒学』を英語版にしてくださったら、息子に渡したいのです。
田中博士 わかりました。たぶん1ヶ月ほどかかると思います。ハードカバーで作ってお渡ししますね。
小林春子 ありがとうございます。
田中博士 はい。それでは今日は、食べながら行う断食であるケトン食を、植物でどのように行うかをお伝えします。そのためには、まず三位一体ベジタリアン食事法について理解することが大切です。
佐藤恵子 三位一体ベジタリアン食事法ですか? 三位一体はキリスト教で使われる教義ではありませんか?
田中博士 ああ、そうですね。父・子・聖霊が一つだというのが三位一体ですね。仏教にも三身仏思想があるそうです。法身仏、報身仏、化身仏というそうですね。そしてヒンドゥー教にも三つの神があるそうです。ブラフマン、イーシュヴァラ、アヴァターラで、これがそれぞれ仏教の法身仏、報身仏、化身仏の概念に対応するようです。ブラフマンは宇宙そのもの、イーシュヴァラは人格神、アヴァターラは人間の体をして現れた神という意味です。三位一体ベジタリアン食事法は宗教とは関係ありません。ただ、私たちが献立を組むときに3つの食品群を均等に入れれば、栄養的に偏りなく簡単に食べられるということです。