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第 10 章

1時限⽬ ケトン⻝とがん研究の急増(2012-2021)

田中博士 著 · 🔒 50%無料公開 (続きはプレミアム会員)
0. 0時限⽬ 家族のケト⻝への変化と⽇本のがん現状 1. 1時限⽬ ケトン⻝とがん研究の急増(2012-2021) 2. 2時限⽬ がんは酸素供給不足によるミトコンドリア機能障害の代 3. 3時限⽬ ケトン⻝のがん治癒効果 - 4つの主要研究レビュー

「2012年から2021年までのがんに対するケトジェニックダイエット分野の⽂献計量学的および視覚的分析」

⽥中博⼠ ⻝事療法、ケトン⻝事療法ががんの改善に役⽴つという研究を具体的に紹介する前に、まず関連研究の現状をまとめた論⽂を紹介するのがよいと思います。なぜならこれに関連する研究は最近本格的に進められており、時間が短いという理由により、⼀般の⽅々にはまだ伝わっていない側⾯があることを理解するためです。そして⼗数年という短い期間ではありますが、⾮常に多くの研究が進められているという点に注⽬していただければと思います。論⽂のタイトルは「Bibliometric and visual analysis in the field of ketogenic diet on cancer from 2012 to 2021」で、⽇本語では「2012年から2021年までのがんに対するケトジェニックダイエット分野の⽂献計量学的および視覚的分析[55]」です。

2025年現在、⽶国を中⼼に欧州でケトン⻝のがん治癒に関する研究は現在⾮常に活発です。この論⽂は2021年までの論⽂を総合したもので、現在はさらに多くの研究があると考えればよいでしょう。この論⽂の調査によると、「ケトン⻝とがん」に関する科学的な研究報告は、2012年に20件から2020年には103件まで急増します。それだけでなく、「ケトン⻝のがん」研究の結果を引⽤した論⽂はこれよりも多く、2020年に4753件にもなります。このような結果を⾒ても、科学界でケトン⻝のがん治癒に対する関⼼が⾮常に⾼いと考えることができるでしょう。

FIGURE
図10-1. 毎年発⾏されるケトン⻝とがん研究論⽂と引⽤論⽂の数
(a) 毎年のケトン⻝研究発⾏論⽂数: 2012年20件 → 2020年103件 → 2021年96件
(b) 毎年ケトン⻝を引⽤する論⽂数: 2012年22件 → 2020年3,483件 → 2021年4,753件
[ここに図10-1(棒グラフ2種)を挿入]

⽥中博⼠ ケトン⻝のがん治癒に関する研究を最も多く発表した国は⽶国で231編で最も多く、次いでドイツが64編、イタリアが51編、中国が40編、英国38、オーストリア20、カナダ20、スペイン19、⽇本17、ポーランド17編です。⽇本もしっかりランクインしていますね。

鈴⽊美咲 ⽶国が231編にもなるとは思いませんでした。⽶国でがん患者が多いからでしょうか? それでも⽶国は世界の科学界をリードしている国なのに、がんに関連したケトン⻝についてこれほど多くの研究をしているということは、それだけ根拠があるということで理解できますね。

表10-1. がん研究におけるケトン⻝の効果に関する研究を発表した10⼤国家
順位国家論⽂数500編中%引⽤数
1⽶国23146.011,969
2ドイツ6412.81,958
3イタリア5110.22,870
4中国408.0813
5英国387.62,070
6オーストリア204.0854
7カナダ204.0638
8スペイン193.8378
9⽇本173.4477
10ポーランド173.4382
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